自転車は気楽に利用できる移動手段ですが、いったん重大事故が起きると、自動車事故と同様に損害賠償を請求される可能性があります。
そして、自転車の場合は、自動車とは異なり、保険に加入していない加害者(運転者)も多いため、被害者にとっても加害者にとっても、経済的には自動車事故以上に重大な問題となりかねません。
自転車を利用する場合、自分自身が安全運転をするのはもちろんです。それに加えて、自分の子供が自転車を利用するときも、乗り方について厳格に注意をしておくことが必要です。また、家族全体で、自転車事故をカバーする損害保険に加入することも必須といってよいかと思います(クレジットカードの付帯保険などでカバーされることもありますので、確認しておくとよいでしょう)。
このように、事故防止のための事前の注意が大切ですが、万一自転車事故が発生してしまった場合は、すぐに警察に連絡をすることが大切です。そして、当事者に大きな怪我が生じてしまった場合は、事後の対応についてなるべく早期に弁護士に相談することをお勧めします。
小5自転車衝突、母親に9520万円賠償命令…神戸(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130705-OYT8T00373.htm