当事務所の澄川弁護士が、今年度、横浜国立大学大学院の客員教授に就任し、海外からの留学生を対象とした日本法に関する講義を担当しております。
講義はすべて英語で行われます。多様な法的背景を持つ留学生に日本の法制度の特色や実務上の運用を英語で的確に伝えるためには、時間をかけた入念な準備が不可欠です。大学での講義自体が慣れないこともあり、毎回大変ではありますが、同時に大きなやりがいもあります。
講義は1学期のみという短い期間ではありますが、各国から集まった熱意あふれる留学生との対話は、こちらにとっても刺激的な経験です。彼らの積極的な質問に対し、英語力を総動員して回答するのですが、日本語で行うようなスムーズな説明とまではいかず、もどかしい思いをすることもあります。
この機会を通じて、彼らが将来、それぞれの分野で活躍する上で参考となるような、実務的な知識や法的な思考方法を少しでも伝えられればと思います。

