遺産分割(相続)

遺産分割 相続 遺産分割とは、相続開始後、共同相続人の共有となっている相続財産を分割し、各共同相続人に分配する手続のことです。遺産を分割するには、以下の方法があります。

1)遺産分割協議
共同相続人間の協議によって、分割する方法です。どのように分割するかは共同相続人の自由です。ただ、協議の成立には共同相続人全員の合意が必要です。このために、分割協議がまとまらなかったり、協議自体ができないケースも少なくありません。

2)家事調停(遺産分割調停)
相続人間での協議がまとまらない場合は、家庭裁判所に対し、遺産分割の調停を申立てることができます。遺産分割調停の申立ては、各共同相続人がすることができます。調停では、調停委員や裁判官(家事調停官)が間に立って話し合いを斡旋してくれます。そして、調停が成立すると調停調書が作成され、裁判の判決と同じ効力が生じるため、紛争の蒸し返しを防止できるというメリットがあります。裁判所に支払う申立費用も、共同相続人一人につき1200円と、非常に安く済むのも特徴です。

3)審判
遺産分割調停でも話がまとまらない場合は、家庭裁判所で審判という手続が行われます(調停をせずに審判を申し立てることも法律上は可能ですが、一般的ではありません)。 審判では、裁判官が様々な事情を考慮して遺産分割について決めることになります。相続人間で話がまとまらない場合の最後の手段ともいえますが、いわば「他人」である裁判官が判断をしますので、柔軟な解決が困難という問題があります。

当事務所では、遺産分割に関する法的アドバイスを取り扱っています。遺産分割は、遺産の範囲や、遺言の有効性(もし存在する場合)など、派生する紛争が多いのも特徴です。相続問題は時間が経過すると修復が困難になるケースが少なくありません。早い時点で一度弁護士にご相談されることをお勧めします。